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長い間たばこを吸い続けると、からだに悪影響を及ぼし健康を害する原因になります。もし皆さんの身近に喫煙されている方がいらした場合、その大切な人を禁煙に導く豆知識を記しますので、参考にしてください。
たばこの煙に含まれる成分は、消化器官や循環器、呼吸器など身体のあらゆる部位に悪影響を及ぼし、精神疾患、産婦人科疾患などにも影響を及ぼします。
| たばこをやめれば、心も体もぐんとさわやかになります！ |
なぜなら……
 呼吸が楽になるから---スタミナがアップします。
味覚、嗅覚がさえてくるから---そして食べものの消化もよくなります。
活力がわいてくるから---それに頭もすっきりしてくるはずです。
病気になる危険性が減るから---心臓発作とがんになる危険が減ります。
肺の働きが活発になるから---有害物質を外に押し出す力が回復し、肺がきれいになります。
自分に自信がもてるから---たばこと縁を切ることができた、という満足感が自信を深めてくれます。
外から支えてもらう方法……
病院などの禁煙プログラム
禁煙クリニックを設けて医師による指導とカウンセリングを組み合わせたプログラムがあります。東京衛生病院、神戸アドベンチスト病院、沖縄メディカルセンターでもプログラムを用意しています。
内科的療法（ニコチン代替療法）
ニコチンの禁断症状を緩和するため、体内にニコチンを補充する方法です。
ニコチンガム、ニコチンパッチ（ニコチンが口腔粘膜や皮膚から浸透し、血中のニコチン濃度を高めてニコチンへの欲求を大幅に抑えることができます。）
カウンセリング
たばこがなければやっていけないという気持ちをとり除き、たばこなしでもやっていけるという自信をもてるように援助します。
もうひとつの方法は……
自分の力でやめること
自分の意志の強さを信じて、やりきるぞ、たばこを断ち切る自信はあるぞ、と自分にいいきかせましょう。禁煙する理由を書き出し、リストにするといいでしょう。
吸いたくなったら、気を紛らわすようにする
レモンを浮かべた美味しい水やお茶を飲む、深呼吸をする、野菜スティックを食べる、昆布をしゃぶる、散歩や軽い体操をする、アロマオイルやお香・スパイスで香りを楽しむ
誘惑の多い場所や状況は避ける
喫煙者のそばや喫煙コーナーには行かない、禁煙の施設を利用するなど
周囲の人との摩擦を避ける
特に禁煙開始後の１週間は、ストレスにさらされると失敗しやすいので、夫婦げんかはもちろん、職場でも極力人間関係のストレスを避ける
食事は脂っこいものを避け、薄味にする
食事が終わったらすぐ席を立ち、歯を磨き、食後の一服の機会をなくす
参考文献「これでたばこがやめられる」（監修・日本禁煙推進医師歯科医師連盟）、「あなたとあなたのまわりのために 分煙そして禁煙へ」（阿部真弓 東京法規出版）、「たばこで他殺、たばこで自殺」（宮崎恭一 女子栄養大学出版部）、「たばこの教科書」（白石尚 福音社）
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